2019年5月6日、「報道ステーション」のトップニュースとして取り上げられたことをキッカケに全国に認知されることになった場所。
それが、鹿児島県徳之島にある『ウンブキ』です(6月3日には同番組で続報が放送されました)。
これまで、徳之島の代表的な観光地と言えば、犬田布岬やムシロ瀬、犬の門蓋が挙げられていましたが、ここにきて『ウンブキ』が注目され始めています。
この記事では、『ウンブキ』について紹介します。ぜひ、徳之島へお越しの際には参考にしてください。
天城町浅間にあるウンブキとは
2019年3月、鹿児島県徳之島にある天城町にある『ウンブキ』で、大海底鍾乳洞が発見されました。
ちなみに『ウンブキ』は方言で、「海の谷、洞窟」という意味を示します。湾屋という地名にあることから地元では「湾屋洞穴」と呼ばれることもあります。
発見したのは、水中探検家で水中カメラマンの広部俊明氏です。
この鍾乳洞は400m先の海底とつながる海底洞窟で、地下水(淡水)と海水が混ざる汽水環境(アンキアライン)となっています。
そしてここには日本で初確認されたウンブキアナゴを含め、とても貴重な魚やエビが棲んでいる貴重な場所でもあります。
ウンブキの営業時間やアクセスなど
ウンブキの営業時間やアクセスなどの基本情報についてまとめました。
所在地 | 鹿児島県大島郡天城町浅間 |
アクセス | 徳之島子宝空港より車2分 |
料金 | 無料 |
電話番号 | 0997-85-5382 (天城町商工水産観光課) |
駐車場 | 有り5台 |
ウンブキは、空の玄関口である徳之島子宝空港から車で約2分と近い所に存在するので、まず最初に立ち寄ってみるのもいいですね。
ウンブキの口コミ
ウンブキについての口コミを一部紹介します。
①
空港から歩いてすぐ行けるので、時間がないときでも行ける観光地です。空港からは歩いて10分もかかりませんでした。階段を下りていくとある静かすぎる場所、とにかく不思議な雰囲気です。
ここ特有の動植物などの説明が階段を降りる前のところの看板にいろいろと説明してありましたが、私はその中のひとつ、なんと天然記念物の「アカヒゲ」に出会うことができました!!ずーーーっと逃げなくて、写真もたくさん撮れました。
華やかな場所ではありませんが、古代を偲ぶことができる不思議空間を感じたい方は是非。
②
海とつながっているらしく、珍しい魚も見れるかもしれません。暗くて何も見えないと思いますが、ライトがあるのでスイッチを押して水面を照らしてみてください。周囲の雰囲気は独特で、奇妙と感じる人もいるかもしれません。自分はハブが出てこないか心配していました…。
(引用;2019年 ウンブキへ行く前に!見どころをチェック – トリップアドバイザー)
ウンブキに行ってきた感想
ウンブキがある場所は、すぐ側に道路が面していますが、交通量も少ないので、森の中の静かな空間が体験出来ます。
車を駐車場に止め、まず目にするのが、ウンブキや希少動物や植物についての案内や説明の看板です。
さあ、少し急ですが階段を下りていきましょう。
足腰が弱い方は手すりを掴んでゆっくり降りましょう。
ウンブキの奥へ進んでいくと、晴天の時は木の葉の間から太陽の陽射しがキラキラと差し込み、とても幻想的な雰囲気を味わえます。
さらに奥へ進むと橋があるので渡ります。
これが鍾乳洞の入り口です。ここはかつてサンゴ礁が隆起して鍾乳洞を創り出した後、再び海に沈み、そしてまた地形変動が起こり、今現在の形になったと言われています。
側にこのような箱があるので、開いてスイッチを押すと鍾乳洞の入り口に向かってLEDのライトが点灯しますので、押してみてください。
ウンブキの楽しみ方
ウンブキに行った時の楽しみ方について紹介します。
①未知の生物に遭遇できる⁉
和名も付いていない魚やエビが生息して、又日本初のアナゴ種も確認され、2011年に「ウンブキアナゴ」と命名されました。
②神秘的な空間を体感できる
橋を渡り洞窟近くのLEDライトがスイッチONで水面を照らし、5分後に自動消灯します。
洞窟の奥の方で、ぴちゃん、ぴちゃんと水の落ちる音がして、照らされたエメラルドグリーンの水面の色もとても幻想的です
③これからの展開に期待
2020年夏頃からの一般公開を目指して、天城町や現地サービスと準備を進めているので、今からダイビングの修行を積んでおくのもワクワクしまうね♪
神秘的な水中鍾乳洞に行こう!
静かな森の中に鳥のさえずりが聞こえる、とっても良い雰囲気のスポット!
まだまだ認知度が低く、主要都市から飛行機の直行便がないアクセスの不便さだからこそ、先取りして行く価値ありますよね。
世界遺産登録に向けて動いている徳之島は、これから多くの観光客が訪れる場所です。
誰よりも先にその神秘的な世界に触れるのは、あなたです!