一生に一度の成人式、みなさんはどのような思い出がありますか?
・友人と久しぶりの再会に歓喜する人
・綺麗に着飾って晴れ舞台にを楽しみにする人
・成人式そのものにあまり興味ないから行きたくない人
成人式に対する思いは人それぞれだと思います。
小さな島の徳之島にも成人式は存在しますが、ちょっと独特の文化があります。
今回、一般的な成人式とちがう徳之島の成人式について記事にまとめてみました。
成人式とは?じつは日本独特の文化だった
成人式とは、日本の地方公共団体などが、成人式を行う年度内に成人に達する人々を招き激励・祝福する行事です。
2000年より、成人の日は1月第2月曜日となっています。
日本では定番となっている行事ですが、他の国では成人年齢に達した事を全国一斉に祝うような祭典を行う国はほとんどないそうです。
これも日本独自の文化なんですね。
多様化する日本の成人式
20歳の半分の年齢である10歳を対象に「1/2成人式」や「10歳式」を開く小学校が全国的に増えているようです。
10歳を迎えた娘がいる家庭を対象にファーストブラを買うように勧めているメーカーがあるようです。ママは子供の体に合うものを身に着けるようにしっかり選んであげてくださいね。
一部の中学校の学校行事として「立志式」、「立春式」、「元服式」が存在します。”ぴろじ~ま”の中学校でも当時「立志式」があったけどまだやっているのかなぁ。
さらに、新たに30歳を迎える人への激励・祝福を行うイベントとして、「三十路式」も2012年頃から各地で開催されるようになりました。
地元を離れて疎遠になった同級生と久しぶりに会ういい機会となりますね。
荒れ模様となっている沖縄、東京ディズニーランドで行っている千葉県浦安市、なかでも異次元の存在感を出している北九州市、これらは毎年常連のようにメディアに取り上げられており知名度も高いですね。
徳之島の成人式は、年々早まっている⁉
徳之島の成人式の式典は2018年から1月2日に開催されるようになりました。
島内には専門学校や大学がないため新成人は冬休みを利用して帰省し、家族や友人と大切な時間を過ごすのですが、学校の講義やアルバイトなどの都合上長期滞在できないため1週間程度で帰ります。
なので、一般的な日取り(1月第2月曜日)で式典を開いてもほとんど出席できないか、学校の講義を休まなければいけません。
ひと昔前は、実際に講義を休んで式典に参加している新成人もたくさんいました💦
わたしが成人の時は1月5日に式典が行われ、現在は1月2日に開催されるようになったので無理やりスケジュールを調整する必要がなくなりました。
地方ならではの問題と解決法ですね(^-^)
平成28年伊仙町成人式の様子です👇
ちなみにわたしは・・・成人式で新成人の代表挨拶をしたことがあります( ̄ー ̄)ニヤリ
田舎の小さな式典ですが、同世代でもごくわずかな人だけと思うと良い経験をさせてもらいました。
で代表挨拶した結果は、見事にカミカミで見ていられないほどの惨敗でした・・・なにか(笑)
式典の後が大忙し⁉歌って踊って大移動
各会場での式典が終わると、新成人は出身校に集まり記念写真を撮るのが習わしとなっています。
中にはタイムカプセルを開けて昔話に花を咲かせます♪
式が終わると新成人である主役は家で待機し、家族または親戚総出でお祝いに来てくれるお客さんを接待します
※亀津などの一部の地域では新成人みんなでそれぞれのお家を回って祝います。
お祝いを包んでやってくる人は、おおよそ100~200人!!・・・結婚式!?と思うくらいの人が自宅にきます。
そして、お客さんはお神酒を受けて、ご祝儀を置いて、祝いフルセットを食べて足早に次のお宅へ回るんです。
普段お付き合いが多い方は、10軒以上も回る方もいるそうですよ💦
中には、親の仕事関係で交流がある方もどんどん来るので、新成人である本人は、ピンとこないまま「ありがとうございます」とお礼を言うことが多々あります。
毎年、交際費が大変
「私は今年、3人だけ」、「こっちは8人も回ないと」という会話が毎年聞かれます。
なので交際費が結構かかります。当日の夜は”ゲルマン人の大移動”ばりに、たくさんの車が走り回っています。
徳之島という田舎では、プライベートにしろ仕事にしろ少しでも関りや交流がある方もしくはその家族のお祝い事には”ご祝儀を包んでいく”習慣があるので、毎年ある一定の交際費はかかります💦
まとめ;歌って踊って飲んで、島全体でお祝いしよう!
今回は、独特の文化をもつ徳之島の成人式についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
成人式はあくまでも通過儀礼、新成人のみなさん、とくに徳之島の二十歳を迎えるみなさんの素敵な未来を願って、乾杯🍻
\他にもある徳之島の伝統・文化/
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