・徳之島てどこにあるの?
・徳之島にどうして行くの?
・やっぱり農業がメイン産業なの?
・どんな郷土料理があるの?
などなど・・・
鹿児島県徳之島のことをほとんど知らない方向けに、徳之島のことを少しでも知ってもらいたいと思い、さくっとポイントをまとめてみました。
この記事を読めば、徳之島の全体のイメージがなんとなく掴めると思います。観光の際の参考にしてください。
※公開後もバージョンアップしていく予定です
徳之島ってどんなところ?さくっと徳之島の事を知ろう
徳之島は、鹿児島からおよそ南に400kmほど離れた奄美群島の一つで、奄美群島の中で2番目に大きい島です(ちなみに一番大きい島はお隣の奄美大島)。
面積は約247.77 km2、周囲およそ80km。日本では北方領土の色丹島よりやや小さく、14番目の面積となります。
もともと奄美群島は古くは琉球にも日本にも属していなかった「島之主」一族が治めていた地域。その後、琉球王朝の行政区域のひとつとして統治されました。
第二次世界大戦後は、米軍政下におかれ本土と分離され昭和28年に本土復帰されたという歴史があります。
周りを海に囲まれた自然豊かな徳之島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、ここでしか見られない動植物も多数みるこができます。
きれいな海に囲まれ、自然も人もあたたかい結いの島、徳之島は観光に最適です。
徳之島の人口について
徳之島には徳之島町、伊仙町、天城町の3つの町があり、人口はそれぞれ以下のようになります。
3町を合わせて約23,000人が暮らす島です。
伊仙町 6748人(平成30年9月現在)
天城町 6053人(平成30年11月現在)
合計特殊出生率の高さでは、国内上位を島内の3町が占め、かつては世界長寿も輩出しています。
ただし、人口そのものは減少傾向にあります(;’∀’)。
※最新情報は各公式ホームページを参照してください!
✅徳之島町のホームページはこちら ➤https://www.tokunoshima-town.org/
✅伊仙町のホームページはこちら ➤http://town.isen.kagoshima.jp/
✅天城町のホームページはこちら ➤https://www.yui-amagi.com/modules/pico/
徳之島の産業について
主要な産業はサトウキビ、ジャガイモ、ショウガ、果樹などの農業、キハダマグロ、ソデイカ、カツオ、イセエビ類などの近海漁業、黒糖を原料とした菓子、黒糖焼酎製造となります。
その中でも基幹農産物であるサトウキビは、単一の島として生産量日本一を誇ります最近はコーヒーなどの栽培といった新たな動きも活発になってきています。
徳之島産のジャガイモについての記事は、【徳之島産バレイショ】煮物やカレーにおすすめ徳之島のじゃがいもはとっても美味しい!です。
徳之島の気候について
徳之島の気候は沖縄と同じく亜熱帯性気候に属し、本土に比べ1年を通して暖かいです。
寒い日の日中の気温はおおむね13℃くらいで、最低気温が10℃を下回る日は月に数日程度しかありません。冬でも暖かい日は20℃を超える日もザラにあります。
お正月に「24度!」と夏のような暑さの時があり、車でクーラーをつけた記憶があります。信じられませんよね(;゚Д゚)
なので、コートやダウンは持っていませんし、持っていてもほとんど使わないので、冬の時期の旅行は服がなくて非常に困ります💦
一方で、夏は35℃以上の猛暑となる事は滅多になく、比較的風も通るので東京などの大都市よりも厚さをしのぎやすいです。これは意外ですね。
また、台風の通り道として知られており通常年の接近数はおおむね3個程度です。
徳之島付近にいる台風は温かい海面上にあるため、勢力が非常に強い状態(最大風速40m/sや50m/sが普通)にあり、また速度が遅いことが多く、暴風域がまる1日以上続くことが多々あります。
そうなると生活物資が台風の進路によっては一週間近く届かないということもあります。
台風が直撃した後は必ずのように停電になったり、古い建物や小屋などは倒壊します。ですが「台風慣れ」しているためか台風対策がしっかりしていて割と死傷者は少ないです。
徳之島の伝統・文化・風習について
方言は琉球方言の1つで、民謡(島唄)も三線(サンシン)を使ったものが多いなど、本土より沖縄側の文化に近いです。
関連記事 ➤【徳之島の方言】後世に伝えたい古き良き文化 島口であいさつしよう!
闘牛でも有名な島で、闘牛大会が開催される日はゴールデンウィークの高速道路のように車の大渋滞が起きます。
関連記事 ➤【徳之島闘牛】地元島民が1トンの大迫力に魅了!するについて解説
都会じゃ考えられないこんな風習もあります👇
関連記事 ➤【徳之島の成人式】歌って踊って飲んで、島全体でお祝いしよう!
徳之島のグルメや郷土料理について
徳之島で食べられる郷土料理や果物、野菜などを紹介します。
・卵おにぎり
・油ソーメン(あんばそーめん)
・ヤギ汁
・島アオサ天ぷら・たんかん
・マンゴー
・島バナナ
・ドラゴンフルーツ
・パッションフルーツ
・パパイヤ
・パイナップル・べにふうき(お茶)
・じゃがいも
・黒糖
・黒糖焼酎
島内には郷土料理を提供してくれる飲食店も多くありますので、観光の時にぜひ召し上がってください。
徳之島の動物や植物について
天然記念物のアマミノクロウサギをはじめとする希少な動物や、徳之島にのみ生息する固有の動植物も存在しています。
【徳之島】独自の進化を遂げた生き物 天然記念物6種すべて紹介!
アマミノクロウサギは通常のウサギに比べ、耳が短く色も黒い色をしているので、見つけたら一目でわかると思います。
希少な野生動物、絶滅危惧種として扱われているウサギなので、見ることができたら嬉しいですね。
また、ハブが多いことでも有名で、毎年数名の死者も報告されています。
ハブの製品で作った商品やハブがまるまる瓶に入ったハブ酒もあるので興味がある方は購入してください。ちなみに”ぴろじ~ま”はハブ酒を飲んだことはありません(;’∀’)
徳之島の子育てや教育環境について
徳之島には高等学校は鹿児島県立徳之島高等学校と樟南第二高等学校の二校がありますが、2013年時点で大学・短期大学・専門学校は存在しません。
ですので高校卒業後は進学のため大半は島を出なければなりません。
ママ&パパはわが子と一緒に暮らせる期限が有限であることを理解した上で離島で子育てをしています、なので一日一日を大切に覚悟をもって子育てできるのですね。
徳之島の離島で子育てする心構えについては、子供の旅立ちで寂しくなるわたしはダメな親? 地方で子育てする親の苦悩が参考になります。
これまで徳之島の教育環境は本土に比べると充実しているとは言い難い現状でした。
しかし、近年では劇団四季の出前授業、小学校で遠隔授業、中高生による島口ミュージカルなど、これまでの教育の枠を超えた活動が増えてきて小さな島での教育環境も徐々に整備されてきています。
徳之島の主な観光地
徳之島は奄美群島国立公園に属し、世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の候補地となっています。
そんな徳之島の代表的な観光地としては、
・ムシロ瀬 ・・・花崗岩がまるでムシロを敷いたように広がり、奇観を呈しています。
・犬の門蓋(いんのじょうぶた)・・・ 波により浸食された洞門状の奇岩。昔、飢饉発生の際、人畜を襲う犬をここから海中に投げ捨てたといわれています。
・犬田布岬 ・・・夕日の名所。徳之島沖合で撃沈された戦艦大和の慰霊碑があります。
・金見ソテツトンネル ・・・数百メートルにわたりソテツがトンネル状に群生している。トンネルの先に展望台があり、奄美大島を眺めることができます。
などがあります。
徳之島のアクセス
徳之島に行くには空路もしくは航路のみで自動車や電車での移動は不可能です。
空路に関しては、今のところ鹿児島以外の本州からの直行便はありません。今後、新たな便を開拓するには徳之島への移住者や旅行者が増えることが必要不可欠と考えます。
それには今話題となっている「世界遺産登録」がキーポイントとなりそうですね。ぜひ、うまくいってほしいものです。
空路
・羽田空港から鹿児島空港まで約2時間
・伊丹空港から鹿児島空港まで約1時間
・鹿児島空港からはさらに約1時間乗って徳之島子宝空港へ
※徳之島空港発着の飛行機はプロペラ機!
※格安航空LCCがないため航空券は比較的高め
航路
一方で徳之島にフェリーで向かう場合は、鹿児島港から直行で徳之島まで行く航路(およそ15時間)と、途中喜界島を経由する航路(およそ18時間)が一般的です。
夜間帯のため船で一夜を過ごします(大部屋は安いですが、非常に狭く、プライベート空間はほとんどありません)。
まとめ;徳之島の観光・グルメ・文化はおまかせ
徳之島の人たちは自然豊かな環境で伸びやかに過ごし、時に闘牛大会やトライアスロンに熱中します。
農作業などの休息時はお茶と一緒に黒砂糖を口にし、晩酌は甘い香りと口あたりがやさしい黒糖焼酎できまり。
コバルトブルーのきれいな海が波打つ音に、三線(サンシン)の音色、そこにはゆったりとした時の流れがあります。
ぜひ、そんな素敵な時間を徳之島で体験しませんか(*^_^*)
”とくのらんど”については、ようこそ!”とくのらんど”への記事を参考にしてください。